子どもが自分から勉強するために、家庭で考えたいこと
子どもの勉強について考えるとき、保護者がすべてを決めて管理する方法だけが選択肢ではありません。将来的には、子ども自身が計画を立て、実践し、必要に応じて修正できるようになることも大切な目標です。
そのためには、最初から子どもだけに任せるのではなく、計画を一緒に考えること。集中しやすいように、周囲の環境を子どもと相談しながら整えること。そして、計画通りに進まなかったときも、できなかったことだけを問題にせず、次の週に向けて振り返ることがポイントになります。
ここでは、きゅうご先生が学習計画や環境づくりについて話している3本のShortsをもとに、家庭での関わり方を考えていきます。
計画は子どもだけに任せず、一緒に立てる
自分で計画を立てる力を育てる
子どもが自分で計画を立てられるようになることは、勉強に取り組むうえでの一つの目標です。ただし、小さいうちから、いきなり子どもだけで計画を立てるのは簡単ではありません。
そこで大切になるのが、保護者が一緒に考えることです。何をどのように進めるかを話し合いながら、子どもが計画を立てる経験を重ねていきます。保護者が一方的に決めるのではなく、子どもと考える時間を持つことで、計画を自分のこととして捉えるきっかけになります。
最初から完成された計画を作る必要はありません。実際に計画を立てて取り組み、その後の子どもの様子や意見を見ながら、少しずつ作り替えていく考え方が大切です。
午前中がよい場合も、子どものタイプに合わせる
きゅうご先生は、できるのであれば、脳がクリアな状態である午前中に、ある程度勉強できる時間を作るとよいと話しています。時間帯を考えるときの一つの見方として、午前中を活用する方法があります。
一方で、すべての子どもに同じ時間帯が合うとは限りません。夜の方が集中しやすい子どもや、特定の時間帯の方が取り組みやすい子どももいます。
そのため、午前中がよいという考えをそのまま当てはめるのではなく、子どものタイプや実際の様子を見ながらカスタマイズすることが大切です。計画を実践しながら、子どもの意見を聞き、必要であれば作り替えていきます。
スケジュールは、一度作ったら変えてはいけないものではありません。子どもに合う形を探しながら、習慣として続けられる計画に近づけていくものです。
集中できる環境を子どもと相談しながら整える
スマホなどを物理的に遠ざける方法
スマートフォンやネットゲームに関係するものなど、さまざまなものが身近にある現在では、近くにあるものが気になって、集中が途切れることがあります。勉強中にスマホを見たくなったり、別のものに意識が向いたりすると、思考が分散してしまうこともあります。
集中して勉強する時間には、スマホのようなものを別の部屋に置くなど、物理的に触れない状態にしておく方法が考えられます。目の前から遠ざけることで、勉強中に気になってしまうものへの意識を減らすための環境を整えられます。
ただし、スマホやネットに関係するものを、一方的に悪いものとして扱う必要はありません。スマホを調べ物に使う場合もあるからです。教科によっては、スマホを使いながら勉強することも十分に考えられます。
使うか遠ざけるかを、子どもと決める
大切なのは、保護者だけで「使ってはいけない」と決めることではなく、勉強の内容に応じて、子どもと相談しながら決めることです。
調べ物をする必要があるのか、その時間はスマホを手元に置くのか、それとも別の部屋に置くのか。学習の計画を作るときに、環境についても子どもと話し合います。
「集中するために遠ざける」という方法と、「調べ物のために使う」という場合の両方があります。どちらか一方に決めつけるのではなく、そのときの勉強に合わせて考えることが、子どもに合った環境づくりにつながります。
1週間ごとに計画を振り返る
計画通りに進まない週があっても、次につなげる
計画を立てて1週間取り組んでいくと、どうしても計画通りに進まないことがあります。そこで、できなかったことだけを取り上げて終わりにするのではなく、その1週間を振り返り、次の1週間をどのように過ごすかを話し合います。
計画通りにいかなかったことは、次の計画を工夫する材料になります。どのような計画なら進めやすいのかを考えながら、少しずつ修正していきます。
まず子ども自身に考えさせる
振り返りで大切なのは、保護者がすぐに答えを出すことではありません。次の週の計画をどのように立てるか、まず子ども自身に考えさせてみます。
「ここをこうしたい」「こうできなかったから変えていきたい」といったことを、子ども自身が考える機会をつくります。保護者は子どもの様子を見ながら、どのように考えているのかを受け止め、その後にアドバイスをします。
そのうえで、次の1週間をどのような形にするかを話し合います。子ども自身が納得できる形で勉強を進められるように、計画を修正していくことが大切です。
これは、毎回うまくいく計画を最初から作るということではありません。試行錯誤しながら、修正しながら進めていくこと自体が、子どもの力になります。
まとめ:計画・環境・振り返りを子どもと一緒に
家庭での学習計画は、保護者が一方的に決めるものでも、最初から子どもだけに任せるものでもありません。まずは一緒に考え、実践しながら子どものタイプや意見に合わせてカスタマイズしていきます。
集中するための環境も、スマホなどを遠ざける方法がある一方で、調べ物に使う場合があります。勉強の内容に応じて、子どもと相談しながら決めることが大切です。
そして、1週間ごとに計画を振り返り、次の週の立て方を子ども自身に考えさせてから、保護者がアドバイスします。計画通りにいかないときも、試行錯誤しながら修正していく経験として捉えられます。
子どもに合う勉強の進め方を家庭で考えていく中で、保護者だけでは判断に迷うこともあるでしょう。一般的な子育てや教育についての情報を知りたい方は、ゆめキッズ公式LINEも活用してください。ご家庭での学びを考えるきっかけとして、お役立ていただけます。







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