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子どもの理解を深める「話させる」家庭学習法

子どもは「わかっている」のに説明できないことがある

学校から帰ってきた子どもに、「今日は何を勉強したの?」と聞くことはあるでしょうか。

家庭でできる学習の働きかけというと、問題集を用意したり、机に向かう時間をつくったりすることを思い浮かべるかもしれません。しかし、動画では、学校で学んできたことを家庭で話題にする方法が紹介されています。

アウトプットをするには、まずインプットが必要です。子どもは学校で、その日の出来事や学習内容をインプットしてきています。しかも、その日の出来事であれば、まだある程度は覚えていると考えられます。

そこで、特別な準備をするのではなく、学校であったことを家庭で話してもらう。子ども自身が説明する時間をつくることで、学習の様子を知るきっかけにもなります。

家庭でできる方法は「学校で何があったか」を話題にすること

まずは、学校での出来事を話題にしてみます。ここで大切なのは、保護者が新しく教材を用意することではありません。子どもがその日に学校で受けてきたインプットを、会話の中で取り出してもらうことです。

たとえば、動画では算数を例に、次のような問いかけが紹介されています。

  • どんな勉強をしたのか
  • わからないことは何だったのか
  • わかったことは何だったのか
  • 次は何をやるのか
  • どんなことがあったのか

算数はあくまで具体例です。同じような聞き方で、学校で扱った別の教科や、その日の学習について話してもらうこともできます。

「今日はどうだった?」という広い聞き方だけでなく、「どんな勉強をしたの?」「わからないことはあった?」「わかったことは何?」のように、話すきっかけを具体的にすると、子どもも説明する内容を思い出しやすくなります。

もちろん、毎回すべてを順番に聞く必要があるということではありません。その日の出来事の中から、話せそうなことを一つ選び、子どもの言葉で説明してもらうところから始められます。

子どもに説明してもらうことで、理解の状態を知る

子どもは、自分ではわかっているつもりでも、人に説明できないことがあります。頭の中には何かがあるように感じていても、それを言葉にして順序立てて伝える段階になると、説明が難しくなる場合があります。

動画では、そうしたときに、お母さんなど身近な人に話をするだけでも、ある程度、頭の中が整理されるのではないかと紹介されています。ここでいう「整理」は、医学的な効果を断定するものではありません。自分の中にある内容を言葉にして説明することが、学習内容を振り返る一つの機会になる、という考え方です。

子どもが話している内容を聞くと、保護者も学習の進み方や、どの程度理解しているのかを知る手がかりを得られます。

たとえば、「わかったこと」は話せるけれど、「わからないこと」になると説明が止まることがあるかもしれません。反対に、学習した内容は話せても、次に何をするのかはまだ整理できていないこともあります。

このように、子どもの説明を聞くことは、家庭で学習状況を知る方法の一つになります。テストの点数や提出物だけではなく、子どもが学校での学習をどのように受け止めているのかを、会話の中から見ていく方法です。

「話す時間」は特別な勉強時間でなくてもよい

この方法は、改まって机に向かう形でなくてもできます。動画では、何か作業をしながらでも話すことができると紹介されています。

学校から帰ってきたあとや、家庭で一緒に過ごしている時間に、「今日、学校ではどんなことがあったの?」と話題にする。そこから、学習したことや、わからなかったこと、わかったことについて聞いていく。こうした会話であれば、特別な準備をしなくても取り入れられます。

ただし、保護者が子どもの答えを先に決めるのではなく、子ども自身に話してもらうことが中心です。短い説明でも、うまく言葉にならない部分があっても、その日に学校でインプットしてきたことを取り出して話すことに意味があります。

会話を通して、子どもがどこまで説明できるのか、どこで言葉が止まるのかを知る。その様子をもとに、学校での学習がどのように進んでいるのかを見ていくことができます。

教科を問わず、子どもの言葉で振り返る

この「話させる」方法のポイントは、算数の問題を家庭でもう一度解かせることではありません。学校で何を学んだのかを、子ども自身の言葉で説明してもらうことです。

「何をしたのか」「わからないことは何か」「わかったことは何か」「次に何をするのか」といった問いかけを使えば、その日の学習を振り返ることができます。教科の内容を詳しく教え直す前に、まず子どもがどんなふうに受け取っているのかを聞く時間をつくる、という発想です。

保護者にとっても、子どもの話を聞くことで、学習の進み方や理解の程度を知ることができます。子どもにとっては、自分ではわかっていると思っていた内容を、相手に伝わるように説明する機会になります。

まとめ:学校での学びを家庭の会話につなげる

アウトプットにはインプットが必要ですが、子どもは学校で毎日学習してきています。その日の出来事はある程度覚えているため、家庭で学校のことを話題にすることは、特別な準備が少なくても始められる方法です。

「今日はどんな勉強をしたの?」「わからないことは何だった?」「わかったことは?」「次は何をするの?」と聞き、子どもに説明してもらう。話すことを通して、子ども自身が学習内容を振り返るきっかけになり、保護者も学習の進み方や理解の様子を知る手がかりを得られます。

家庭での学習を考えるとき、問題を解く時間だけでなく、学校での出来事を話す時間にも目を向けてみてください。日々の会話を、子どもが学んだことを自分の言葉で説明する機会として活用できます。

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