家庭学習を親子で整えるのイメージ画像(親子)

ママにおすすめの学習サポート法5選|家庭でできる環境づくり

子どもの勉強を支えるとき、問題の解き方を教えることだけがサポートではありません。毎日の過ごし方や勉強する環境、学んだことを話す時間など、家庭で整えられることもあります。

今回は、算数や国語などの学習を続けていくうえで、保護者が取り入れやすいサポート法を5つ紹介します。大切なのは、親がすべてを決めて子どもに合わせてもらうことではなく、子どもの様子や意見を聞きながら、一緒に調整していくことです。

1. 健康を整える

勉強に向かうためには、まず体の状態が大切です。大人でも、仕事に取り組むときに睡眠が足りなかったり、体調がすぐれなかったりすると、いつも通りに力を出すのは難しくなります。子どもも同じように、睡眠や体調、悩み事などが学習に影響することがあります。

特に、夜遅くまで勉強を続けると、朝に睡眠不足の状態で一日を始めることになる場合があります。学校で授業を受けたあと、家に帰ってから疲れてすぐに寝てしまうことも考えられます。

短い期間だけ頑張るというより、日々の生活の中で、朝に起きて一日を過ごしやすい状態を目指すことがポイントです。勉強時間を増やすことを考える前に、睡眠が取れているか、体は元気か、悩み事を抱えていないかなどを、普段の会話の中で確かめてみましょう。

午前中は、起きてから脳が比較的すっきりしている時間帯とも考えられます。休日や長い休みの期間に勉強時間を組み込む場合は、できれば午前中に取り組む時間をつくる方法もあります。ただし、子どもによって集中しやすい時間帯は異なるため、様子を見ながら考えることが大切です。

2. 集中できる環境を整える

スマートフォンやネットゲームなど、気になるものが近くにあると、勉強中に別のことへ意識が向きやすくなります。「少しだけ見よう」と思っても、調べたいことや見たいものが次々に気になり、集中が途切れることもあります。

集中する時間をつくるときには、スマートフォンなどを別の部屋に置く、すぐには触れられない場所に置くといった工夫が考えられます。目の前から物理的に離すことで、勉強に向かいやすい環境をつくれる場合があります。

一方で、勉強中に調べたいことがあり、スマートフォンを使う必要がある場合もあります。すべて禁止するのではなく、どの場面で使うのか、どう使うのかを子どもと相談して決めることもできます。

算数の問題を解いているときに、別のことが気になってしまうのか、調べもののために端末が必要なのか。実際の学習の様子をもとに話し合いながら、集中しやすい方法を探していきましょう。

3. 子どもと一緒にスケジュール作りをする

学習の計画を自分で立てられるようになることは、成長していくうえでの一つの目標です。ただ、小さいうちから子どもだけで計画を立てるのは簡単ではありません。最初からすべてを任せるのではなく、親子で一緒に考えるところから始めます。

休日や長い休みの期間であれば、勉強する時間をどこに入れるかを相談できます。午前中に取り組む方法もありますが、夜の方が集中しやすい子どももいるかもしれません。子どものタイプや意見を聞きながら、無理なく取り組める時間帯を考えます。

計画は、一度つくったら変えないものではありません。実際に取り組んでみて、集中しやすかったか、時間が足りなかったか、別の予定と重なったかなどを見ながら作り替えていきます。

「この時間にこれをやる」という流れが、歯磨きのように一日の習慣になっていくと、勉強に取り組むきっかけをつくりやすくなります。ただし、その形を親が一方的に決めるのではなく、子どもと相談しながら続けやすい計画にしていくことが大切です。

4. アウトプットの場を作る

学んだことを人に話す時間をつくることも、家庭でできるサポートの一つです。特別な教材や準備がなくても、その日に学校で学んだことを話題にできます。

たとえば、「今日の授業は何をやったの?」と聞き、子どもが「国語と算数と生活」と答えたとします。そこから、「算数ではどんな勉強をしたの?」「分からないことはあった?」「分かったことは何?」「次は何をやるの?」と、会話を続けていきます。

ここで大切なのは、質問に答えられなかったらいけない、という扱いにしないことです。問題を出して正解を求めるテストのようにするのではなく、授業でどんなことを学んだのかを、日常の会話の中で話してもらいます。

自分では分かっているつもりでも、人に説明しようとすると言葉にしにくいことがあります。学校で学んだことを家で話すだけでも、学習内容を整理するきっかけになります。料理など別の作業をしながらでも、自然な会話として取り入れられます。

親が会話を通して理解の様子を知ることはできますが、目的は子どもの答えを評価することではありません。算数でどんな内容に取り組み、どの部分を話しやすそうにしているのかを、一緒に確認する時間と考えてみましょう。

5. 振り返りの場を作る

スケジュールを立てたら、1週間に1回程度、その計画を振り返る場をつくります。実際には、予定通りに進まないこともあります。計画と違う結果になったからといって、それだけで問題と決める必要はありません。

たとえば、漢字の勉強を1日1ページ進める予定だったものの、水曜日と金曜日にできなかったとします。その場合、できなかった2ページを日曜日に取り組むのか、次の週の計画を工夫するのかを、子どもと話し合います。

このとき、まず子ども本人に「どこを変えたいか」「どうすれば取り組みやすくなりそうか」を考えてもらうことが大切です。親から見ると、うまくいかなかった点や改善できそうな点がすぐに分かる場合もあります。しかし、先に子どもの考えを聞くことで、自分の学習について考える機会になります。

低学年などでは、まだ一人で振り返ることが難しい場合もあります。そのときは、子どもの様子を見ながら一緒に考え、必要に応じて親がアドバイスします。次の1週間をどのように過ごすかを相談し、子ども自身が納得できる形に少しずつ近づけていきます。

計画は、1回でうまく完成させるものではありません。試して、振り返り、修正する。その繰り返しを通して、自分の生活や学習を考える力につながっていきます。

まとめ:家庭でできるサポートを一緒に調整する

今回紹介したサポート法は、健康、集中できる環境、スケジュール作り、アウトプットの場、振り返りの場の5つです。

どれも、親が子どもの勉強を細かく管理するための方法ではありません。子どもが学びやすい状態をつくり、本人の意見を聞きながら、必要に応じてやり方を変えていくための考え方です。

算数や数学の学習でも、問題の解き方だけでなく、学ぶ時間や話す時間、振り返る時間が関わります。家庭でできることを一つずつ取り入れながら、子どもと一緒に続けやすい形を探してみてください。


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