思春期の子と距離を取るのイメージ画像(親子)

思春期・反抗期の子どもとの関わり方|距離感とスマホへの向き合い方

思春期や反抗期の子どもとの関わりでは、これまでと同じ接し方がうまくいかないと感じることがあります。話しかけても反応が薄い、何かを注意すると反発される、スマホを長時間使っているように見える。保護者として気になる場面は少なくありません。

一方で、子どもの変化を一括りにしてしまうと、その子の状況を見ないまま対応を決めることにもつながります。大切なのは、子どもを子ども扱いし続けるのではなく、大人に近づいている存在として見ながら、必要なところでは見守り、必要なところでは分かりやすく伝えることです。

この記事では、きゅうご先生の動画で紹介されている考え方をもとに、思春期・反抗期の子どもとの距離感と、スマホとの付き合い方を整理します。

思春期の子どもとは、近づきすぎない距離感をつくる

子ども扱いから大人扱いへ

思春期の子どもへの対応として、まず示されているのが、子ども扱いするのではなく大人扱いするという考え方です。

もちろん、成長の途中にあることは変わりません。しかし、何をするにも細かく口を出されたり、最初からできないと決めつけられたりすると、本人にとっては自分で考える機会が少なくなります。保護者がすべてを管理するのではなく、その子がどうしているのかを見ながら、任せる部分を持つことが距離感を考える出発点になります。

ここでいう距離感は、子どもを放っておくという意味ではありません。子どものすることに干渉しすぎず、必要なときに関われる位置にいるということです。近くにい続けて行動を確認するのではなく、子どもが自分で考えたり動いたりする余地を残します。

頭ごなしに否定しない

思春期の子どもとのやり取りでは、最初から否定するのではなく、まず何を考えているのかを見る姿勢も大切です。保護者から見ると気になる行動であっても、頭ごなしに否定すると、その行動に至った事情を聞く前に会話が終わってしまうことがあります。

何でも受け入れるという話ではありません。大人扱いをし、適度な距離感を保ちながら、すぐに結論を出さずに関わる。思春期の子どもとの関係では、そのような落ち着いた接し方が選択肢になります。

反抗期の子どもへの対処法を考える

反抗期については、子どもの反応だけを見て、保護者がその場で対抗し続ける形になると、やり取りが激しくなりやすくなります。動画では、反抗期の子どもへの考え方として、次のような内容が紹介されています。

共感的に聞き、同じ土俵に乗らない

一つ目は、共感的に聞くことです。すぐに正しい答えを伝えようとするよりも、子どもの言っていることを聞くところから始めます。

また、同じ土俵に乗らず、反抗期自体を捉えるという考え方も示されています。動画では、反抗期自体を楽しむという表現で紹介されています。子どもの言葉や態度にその都度対抗するのではなく、いま反抗期という時期にいることそのものを見て、保護者が過剰に反応しないようにする考え方です。

イライラしているときは、そっとしておく

子どもがイライラしているときには、すぐに話し合おうとせず、そっとしておくという方法もあります。何を言っても受け止められにくいタイミングに、さらに問いかけや注意を重ねる必要はありません。

落ち着いてから関われるよう、いったん距離を取る。これは無関心になることではなく、その場でのやり取りを続けないという選択です。

大人扱いし、理解しようとする

思春期への対応と同じように、反抗期でも大人扱いし、理解しようとすることが紹介されています。子どもの態度をすぐに評価するのではなく、何を伝えようとしているのかを考えます。

ただし、保護者がすべてを理解しなければならないということではありません。分からないまま決めつけず、理解しようとする姿勢を持つということです。

制限は減らしつつ、ダメなことは分かりやすく伝える

反抗期の子どもに対しては、制限を減らしながらも、ダメなことは分かりやすく伝えるという考え方もあります。何もかも細かく制限するのではなく、必要な線引きを簡潔に示すことがポイントです。

そして、物で釣らない、否定しないという内容も紹介されています。何かをしてもらうために物を使うのではなく、否定から入らない。これらは、子どもとのやり取りをその場の交換条件や評価だけにしないための考え方として受け取れます。

反抗期は、動画の最後で、大人になるための大切な時期だと伝えられています。反抗期の表れ方は子どもによって異なるため、すべてを同じように扱うのではなく、その子の様子を見ながら距離と関わり方を調整していくことが大切です。

スマホとの付き合い方は、まず何をしているかを聞く

すぐに怒らず、使っている内容を確認する

子どもがスマホばかり使っているように見えると、保護者は時間の長さに目が向き、すぐに注意したくなるかもしれません。動画では、まずすぐに怒らず、何をやっているのか聞いてみることが示されています。

スマホは遊びに使うものだけではありません。今の時代、スマホで勉強をしたり、調べ物をしたりすることも当然だという視点があります。見た目には同じスマホの操作でも、使っている目的は一つとは限りません。だからこそ、最初からスマホを遊びと決めつけず、何をしているのかを確認することが大切になります。

使用時間を一律にゼロにしない

スマホの時間制限については、無理に制限をしなくてもよいという考え方が紹介されています。使用をゼロにしてしまうと、ストレスになる子もいるためです。

ただし、何も考えずに使い続けるという意味ではありません。勉強とのバランスを考え、無理なく続けられるルールでメリハリをつけることが大事だとされています。

動画では、勉強を1時間したらSNSを自由にする、というルールが例として示されています。これはすべての家庭に同じ形で当てはめるものではなく、勉強とのバランスを考えてルールを作るという考え方の一例です。

スマホについて話すときも、最初から取り上げる、使わせないと決めるのではなく、何をしているのかを聞き、勉強とのバランスをどうするかを考える。思春期の子どもを大人扱いするという視点は、スマホの場面にもつながります。

まとめ|近づきすぎず、必要なことは分かりやすく

思春期・反抗期の子どもとの関わりでは、子ども扱いを続けるのではなく、大人扱いをすること、子どものすることに干渉しすぎず適度な距離感を取ること、頭ごなしに否定しないことが考え方の軸になります。

反抗期の場面では、共感的に聞く、同じ土俵に乗らない、イライラしているときはそっとしておく、大人扱いして理解しようとすることが示されています。制限は減らしつつ、ダメなことは分かりやすく伝え、物で釣らず、否定しないことも大切な視点です。

スマホについては、すぐに怒らず何をしているのかを聞くこと。勉強や調べ物にも使うことを踏まえ、無理にゼロにするのではなく、勉強とのバランスを考えたルールでメリハリをつけることがポイントです。

子どもの変化を一括りにせず、そのときの様子を見ながら、近づくか、そっとしておくか、伝え方を変えるかを考える。家庭での子育てや教育についてさらに考えたい方は、ゆめキッズ公式LINEもご活用ください。一般的な子育て・教育・学びについて、保護者の方が考えるための窓口としてつながっています。


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