中学生になって、家でまったく勉強しなくなった。机に向かってもスマホを見ている。多くのご家庭で起きることですが、やる気の問題と決めつける前に確認できることがあります。
「やる気がない」と決める前に
やる気は結果であって原因ではないことが多いです。原因が別にあると、「やる気を出させる」働きかけはほとんど効きません。順に確認していきます。
確認したい5つのこと
① 睡眠と疲れ部活と通学で、小学生のころより体力を使っています。就寝時間が遅くなっていないか、朝起きられているか。眠い状態では、机に向かっても頭が働きません。
② つまずきの位置「分からないから手が止まる」だけのことがあります。特に数学と英語は積み上げが効くので、前の学年で止まっていると、今の宿題に手が出ません。数学の戻り方は中1数学についていけない。どこまで戻ればいい?を参考にしてください。
③ 時間の使い方帰宅から就寝までを一度書き出します。「時間がない」のか「隙間はあるが始められない」のかで打ち手が変わります。
④ 場所と道具スマホが手元にある、机の上に物が多い、リビングで家族が動いている。環境の影響は本人の意思より大きいことがあります(計画と環境の作り方)。
⑤ 何のためにやるか中学生は「なぜやるのか」に納得しないと動きにくくなります。順位や進路の話より、本人が決めた小さな目標のほうが効きます。
確認するときの聞き方
- 「最近、寝るの何時ごろ?」
- 「数学、どのあたりから分からなくなった?」
- 「帰ってから寝るまで、どんな感じ?」
問い詰める形にしないこと。5つのうち1日1つで十分です。
やってはいけない確認のしかた
- 成績表を見ながら聞く(防御の姿勢になります)
- 兄弟や友だちと比べる
- 「やる気がないだけでしょ」と結論から入る
思春期の距離の取り方は思春期・反抗期の子どもとの関わり方にまとめています。
それでも動かないとき
5つを確認しても変わらない場合、本人が「戻る量が多すぎて手がつけられない」と感じていることがあります。範囲を区切ると動き出すことがあるので、つまずき診断・オンライン個別指導で一度整理するのも方法です。





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